錦織、マリーに感謝=ダブルスで惜別の熱戦―テニス〔五輪〕
28日に行われたテニスの男子ダブルス1回戦で、錦織圭(ユニクロ)ダニエル太郎(エイブル)組が、今大会限りで現役を退くアンディ・マリーとダニエル・エバンズの英国ペアと対戦し、大接戦の末に敗れた。錦織は「勝ちたい思いと、(マリーに)ここで終わってほしくない気持ちの両方があった」と胸中を語った。
かつてフェデラー、ナダル、ジョコビッチと並んで「ビッグ4」と称されたマリーは今大会、ダブルスのみの出場。負けた時点で引退という状況だったため、何度も対戦して思い出が多い錦織には特別な感情があった。
マッチタイブレークで、錦織組が9―4とマッチポイントを握った。ここでマリーのサービスエースが決まり、マリーの「次の試合」を見たい観客席のファンは盛り上がった。錦織組は勢いを止められず、9―11で逆転負け。全力でプレーしたが、「勝ちたくない」との思いが半分あった錦織は「それで硬くなってしまったのかな」と振り返る。最後にネットを挟んで言葉を交わした。「尊敬している、というようなことを言ってくれた」。
度重なる故障を乗り越え戦い続けてきたところが自身と重なる。「けがをしても諦めず、テニスが好きで戻ってくるところは(自分にとって)大きなモチベーション。パワーだけではない強さとか、いろんなことを学んだ」と感謝する。自分がマリーの現役生活に終止符を打たなかったことに、少しほっとしているようでもあった。(時事)
[時事通信社]
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