自他共に認める萩野ファン=同郷、同大、同種目―追い続けた背中・競泳、松下選手〔五輪〕
競泳男子400メートル個人メドレーで銀メダルを獲得した松下知之選手(18)は、同じ栃木県出身で、リオ五輪の同じ種目で金メダルを取った萩野公介さん(29)の背中を追い続けてきた。所属する東洋大水泳部OBには萩野さんがいる。
リオ五輪で活躍する萩野さんのレースは予選から全て、テレビに食いつくようにして見た。自身も頭角を現し、県内の大会に出場するようになると、大会記録を出した選手欄にはいつも萩野さんの名前があった。
偉大な先輩にサインをしてもらったジャージーやタオルなどのコレクションは、家族にも非公開。「萩野モデル」のゴーグルを全て所有していることは、長い間、家族も知らなかったという。両親は「萩野さんグッズは自分だけの宝物にしているかも」と笑う。
萩野さんによると、松下選手の最大の強みは天性のスピード力という。「絶対的なスピードを持っていないと世界で戦えない。松下選手は短い距離も速いし、400メートル個人メドレーを泳げる持久力もある」と話す。
萩野さんは、松下選手が高校2年生の頃、大会会場で見掛けた際に声を掛けるようになった。以来、「緊張した時にどのようなパフォーマンスをするかということが今後の競技人生につながってくる」などと、泳ぎ方などの技術を超えたアドバイスを送っている。
高校3年時にロンドン五輪で銅メダルを獲得し、リオ大会、東京大会と、3大会連続出場した萩野さん。その経験を踏まえ、パリ大会の代表選考前には「2028年のロス五輪を見据えた時、今大会で代表権を獲得することが4年後にもつながる」と伝えたという。
[時事通信社]
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