岸、違い示す五輪デビュー＝体操〔五輪〕
岸は全４種目で日本の得点に貢献し、団体総合決勝進出の原動力になった。全員が初代表とはいえ、岸だけは世界選手権の大舞台を踏んでいる。実力と経験の違いを示すような五輪デビューとなり、「ほっとしている」と笑みを浮かべた。
慣れないフランス製の器具に合わず、数日前までゆかの着地に苦労していたのがうそのよう。冒頭でＨ難度の「後方抱え込み２回宙返り２回ひねり」（シリバス）を決めると、会場の視線を独り占め。大きな手拍子を受け、「なんか新鮮」と喜んだ。
個人総合と種目別ゆかでも決勝へ。「上を目指して、自分の一番いい演技ができるように頑張る」。跳躍力、高難度技、柔軟性を兼ね備えた１６歳は、さらなる活躍を狙う。（時事）
［時事通信社］
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