伸び盛りの高校生スイマー=7位入賞、平井選手―競泳100バタ〔五輪〕
競泳女子100メートルバタフライで7位入賞した平井瑞希選手(17)=アリーナつきみ野SC=は五輪初出場。伸び盛りの高校3年生は決勝で堂々たる泳ぎを見せた。
愛知県出身。小学5年の時にバタフライでジュニアオリンピックに出場し、初優勝した。自分に合った競技環境を求め、神奈川県の高校へ進学。家族全員で引っ越した。授業で分からないことは放課後に聞きに行くなど勉学にも励んでいる。
新型コロナの影響で、中学1年の冬ごろから休校が続いた。家で寝て過ごすことが多かった平井選手。ちょうど成長期と重なって身長がぐんぐんと伸び、休校明けに登校すると、級友に驚かれたという。
パリ五輪を決める代表選考会では、50メートルバタフライにも出場した。だが、いつものように体が動かず、思うようなタイムが出ない。
前日の100メートルで代表内定後、大量に届いた祝福メッセージに目を通すため、長時間スマートフォンを触っていた平井選手。同じ姿勢を続けていたことが肩や背中に影響したとみられ、父太郎さん(45)によると、原因に気付いた平井選手は目を輝かせたという。太郎さんは「自分自身の体と向き合う良い学びになった」と話す。
平井選手が中学時代から憧れるアスリートはレスリングで五輪を3連覇した吉田沙保里さん(41)。競技は違うが、「『次』に向けて自分を高める姿」に共感している。パリでの戦いは終わったが、高校生スイマーは「次」を見据えて前を向く。
[時事通信社]
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