日本男子、立て直せるか=次戦は必勝態勢―バレーボール〔五輪〕
バレーボール男子で52年ぶりの金メダルを狙う日本が、1次リーグC組初戦でドイツに2―3で敗れた。五輪独特の雰囲気で日本らしくないミスも目立ち、6連勝中だった相手に10年ぶりの黒星。近年の五輪優勝チームのように、きっちり立て直したいところだ。
第2、3セットを連取して迎えた第4セット。「絶対に取り切らないとという気持ちが欠けていた。隙を見せてしまった」と石川。ジュースにもつれる競り合いの中、反則で好機を逃す場面もあって落とした。高橋藍は「あそこを取るか取らないかが勝敗を決めた」と唇をかんだ。
2016年リオデジャネイロ五輪のブラジル、21年東京五輪のフランスは、ともに1次リーグ4位とぎりぎりの通過から金メダルまで駆け上がった。今大会は1次リーグが5試合から3試合に減ったが、実戦を通じて修正を重ねれば、巻き返しは十分可能だ。
日本も昨秋のパリ五輪予選は第2戦で格下のエジプトに敗れた後、ストレート勝ちを続けて出場権を獲得。リベロの山本は「こういう負けからはい上がることが金メダルにもつながる」と前向きに話した。ネーションズリーグで昨年は3位、今年は準優勝と実力は折り紙付きのチーム。31日のアルゼンチン戦は、必勝態勢で臨む。 (時事)
[時事通信社]
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