「開かれた五輪」開幕=花の都で江村ら笑顔〔五輪〕
【パリ時事】花の都パリで100年ぶりの五輪は26日、同市中心部を流れるセーヌ川で開会式が行われ、熱戦の舞台が開幕した。
「広く開かれた大会」のスローガンを象徴する開会式では、参加204カ国・地域と難民選手団が、入場行進の代わりに、船に乗ってパレードした。雨が強まる中、全長6キロのコースを五輪発祥の国ギリシャを先頭に進み、日本は93番目に登場。ロシアの侵攻を受けるウクライナは193番目に姿を見せ、大歓声を浴びた。
大会組織委員会によると、パレードに使用されたのは計85隻の船。河岸では豪華なパフォーマンスが繰り広げられ、祭典の幕開けを盛り上げた。
日本選手は海外大会で史上最多の400人以上が出場予定。日本選手団は伝統の主将を置かず、旗手はフェンシング女子の江村美咲(立飛ホールディングス)とブレイキン(ブレイクダンス)男子のSHIGEKIXこと半井重幸(第一生命保険)が笑顔で務めた。日本は海外の五輪で史上最多を更新する金メダル20個と高い目標を掲げる。
金メダル候補は江村のほか、柔道男子66キロ級の阿部一二三、同女子52キロ級で妹の阿部詩(ともにパーク24)、体操男子の橋本大輝(セントラルスポーツ)、陸上女子やり投げの北口榛花(JAL)ら。日本選手のメダル1号は、夏季五輪で通算500個目となる。
[時事通信社]
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