2024-07-26 20:43スポーツ

村上、球宴の好調維持=一、四回に本塁打―プロ野球・ヤクルト

1回、先制の2ランを放ったヤクルトの村上=26日、神宮

 ヤクルトの村上がバットを振り抜くと、打球は快音を響かせて中堅へ飛び込んだ。一回、2死一塁。オールスター戦明け、最初の打席での一撃に「後半戦いいスタートを切りたかった。先制できてよかった」。球宴で2試合連続本塁打を放った4番が好調ぶりを示した。
 球宴前は、両リーグトップの17本塁打をマークしたものの、打率が2割4分1厘にとどまるなど、物足りない成績だった。体が投手方向に流れる悪癖を修正するため、練習では左脚をゴムバンドで後方に引っ張ってもらいながらティー打撃を行う姿が見られた。
 オールスター戦での本塁打は、2発とも逆の左方向に放った当たりだった。大松打撃チーフコーチは「ああいうところ(中堅から左)に打球が上がったり、力が伝わったりするのは体重が後ろに残っていないとできない」。復調の兆しを感じ取っていた。
 四回には豪快に引っ張り、2打席連続の19号2ラン。オールスターをきっかけに、本来の打棒が戻ってきそうだ。 
[時事通信社]

4回、この試合2本目の2ランを放ったヤクルトの村上=26日、神宮

最新ニュース

写真特集

最新動画