体操の橋本ら中国撃破に挑む=バドミントン、初のメダル目指す山口―パリ五輪・競技別展望〔五輪〕
【体操】日本の「お家芸」で、男子は団体総合で2大会ぶりの頂点を目指す。前回の東京五輪はロシア・オリンピック委員会に小差の銀。東京大会2冠のエース橋本大輝ら実力者をそろえ、ライバル中国の撃破に挑む。
橋本は5月に右手中指を負傷し、フランス入り後も痛みが残る中で調整。万全ではない中、個人総合は内村航平以来の連覇を狙う。新鋭の岡慎之助も総合力は高く、谷川航はつり輪と跳馬、初代表の杉野正尭はあん馬や鉄棒が得意。
女子はエース宮田笙子が飲酒、喫煙問題で想定外の離脱。他チームより少ない不利な状況で、目標の団体総合60年ぶりのメダルは厳しさを増した。全員が初代表で10代というフレッシュな顔触れ。緊急事態にも動揺せず、岸里奈や岡村真らは持てる力を発揮できるか。海外勢では米国のスター、シモーン・バイルスが注目を集めそうだ。
◇東京の名誉挽回を
【バドミントン】「史上最強」と目されながら混合ダブルスの銅1個に終わった東京五輪の名誉挽回を期す。シングルスは女子で元世界ランキング1位の山口茜が3大会目で初のメダルを目指すが、最近はけがが目立つのは不安要素か。男子の奈良岡功大は昨年の世界選手権準優勝と実績は十分。初出場ながら、この種目で日本勢初の表彰台へ期待が懸かる。
ダブルスは混合の渡辺勇大、東野有紗組が3位に入った前回大会から技術も連係も上積みした。女子は充実の布陣。志田千陽、松山奈未組と永原和可那、松本麻佑組ともに上位進出が望める。
◇悲願のメダル狙う
【トランポリン】日本勢は悲願のメダルを狙う。男子の西岡隆成は技の難度が世界トップレベル。2021年世界選手権で2位、昨年は3位に入り、調子も上向いている。女子の森ひかるは19年と22年の世界選手権覇者。まさかの予選落ちと、期待に応えられなかった東京五輪の悔しさを晴らしたいところだ。技の難度で英国や中国勢に劣る分、高さや正確な実施で勝負する。
◇王国ロシア不在
【新体操】日本勢は個人、団体とも出場枠を逃した。王国ロシアは出場できず、その他の欧州勢を軸にメダルを争う。
[時事通信社]
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