DeNAの牧、目立ってMVP=2本塁打に失策も―プロ野球球宴
両軍合わせて33安打17得点の打ち合いとなった一戦で、ひときわ目立ったのが全セの牧(DeNA)だった。自身初の一発を含む2本塁打で3打点。MVPに選ばれ、「オールスターでは、なかなか安打を打てていなかった。ホームランを打つことができてうれしい」と喜んだ。
まずは全セが10安打で9点を奪った二回。低めの変化球にうまく角度をつけると、打球は左翼フェンスを越えた。同僚のオースティン、山本が適時打を放っており、「負けないように打ててよかった」。ベンチに戻ると、全セの仲間を巻き込んで、応援団に向けたおなじみのパフォーマンスを披露。球場を大いに沸かせた。
その裏の二塁守備では、岡(ロッテ)の邪飛を落球。直後にソロを浴びただけに、手痛い失策となったが、四回の打席でミスを帳消しにするような2打席連続アーチ。自らのバットで2点を取り返し、ガッツポーズを何度も繰り返した。
失策があったからか、試合後のインタビューでは陽気な牧らしからぬ、どこか浮かない表情だった。本人は満足していない様子だったが、MVPにふさわしい活躍だった。
[時事通信社]
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