泰然とした主将=藤田、団結力に自負―パリ五輪・サッカー男子
大事な初戦を控えても、落ち着き払った主将の表情が頼もしい。「勝つ準備ができればいい。目の前の一試合に集中できれば」。藤田は静かに心境を語った。
3年前、東京五輪を控えた日本代表の直前合宿にトレーニングパートナーとして参加した。久保、堂安らと、当時A代表の主将だった吉田らがオーバーエージ(OA)として融合し、史上最強とも言われたチームの空気感を肌で感じた。
今回、五輪出場チームのうち日本だけがOAを使わない。主将は「OAの選手の存在の大きさは分かっていたが、自分たちの世代で戦いたいという気持ちが強かった」と思いを明かす。ほとんどのメンバーが、厳しい戦いだった4~5月のU23(23歳以下)アジア杯で一緒だったことも心強いはずだ。
初戦2日前の練習を終えた段階で、選手だけのミーティングについては「今のところ考えていない。必要だと感じたときにやればいい」。その言葉は既にある一体感に自信を持っている表れだろう。(時事)
[時事通信社]
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