競歩の鈴木が引退=男子20キロ世界記録保持者―陸上
富士通陸上部は23日、男子20キロ競歩の世界記録保持者で、2019年世界選手権の50キロを制した鈴木雄介(36)が今月末で現役を引退すると発表した。今後は新潟食料農大でコーチを務める予定で、「波瀾(はらん)万丈な競技人生だった。選手時代に頂いた支援を次世代の選手に還元していく」などとコメントした。
石川県出身の鈴木は順大から富士通に入り、20キロで12年ロンドン五輪に出場。15年3月には1時間16分36秒の世界新記録を樹立した。酷暑のドーハで行われた19年世界選手権の後はオーバートレーニング症候群などに悩まされ、50キロで代表入りしていた21年東京五輪は出場を辞退した。
男子400メートルのウォルシュ・ジュリアン(27)も引退を発表した。五輪2大会に出場し、22年世界選手権では1600メートルリレーで日本の4位入賞に貢献した。競輪選手を目指す。
[時事通信社]
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