中谷、157秒のKO劇=井上拓との統一戦に意欲―ボクシング世界戦
挑戦者との圧倒的な実力差を示すような、わずか157秒でのKO劇だった。ジャブを打って空いたボディーに左ストレートをたたき込むと、相手は苦悶(くもん)の表情で崩れ、腹を押さえた。一撃のダメージで、そのまま試合は終わった。
リング上でマイクを向けられると、「いいパンチが当たってよかった。ちょっと早過ぎたかなというのはある。すいません」。実直な中谷らしい言葉で会場を和ませた。
無敗のまま3階級を制し、海外での評価も着実に上昇。米リング誌による階級を度外視した世界ランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」では、井上尚弥らに続いてトップ10入りした。バンタム級1位の挑戦者をあっさり退け、地力を改めて印象付けた。
同じバンタム級の世界王者は、井上尚の弟の井上拓真(大橋)、武居由樹(同)、西田凌佑(六島)と日本選手がそろう。王座統一を目指す中谷の最初のターゲットは井上拓だ。「皆さんが望んでいるカードだと思う。そこに向けて準備したい」。国内の実力者同士の戦いに期待が膨らむ。
[時事通信社]
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