墜落の海自ヘリ、海底で発見=鳥島沖、無人探査で
伊豆諸島の鳥島沖で4月、海上自衛隊の哨戒ヘリコプター2機が墜落した事故で、現場海域の海底でうち1機の主要部が見つかっていたことが20日、関係者の話で分かった。防衛省の依頼で捜索していた海洋研究開発機構(神奈川県)の深海調査用無人探査機「ディープ・トウ」が発見した。
関係者によると、無人探査機で海底を探していたところ、ヘリとみられるものを発見。事故機と機体番号が一致したという。近くにはもう1機の機体とみられる物体も見つかっており、確認を進めている。
事故は4月20日夜、鳥島の東方約280キロの海域で発生。潜水艦を捜索する訓練中だった哨戒ヘリ「SH60K」2機が空中で衝突して墜落し、乗っていた8人全員が殉職した。海自は今月、搭乗員の見張りが不十分で、機体の飛ぶ高さを分けて危険を回避する高度セパレーションも徹底されなかったことが原因とする調査結果を公表している。
[時事通信社]
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