次期戦闘機「開発中止も」=英新政権の国防見直しで―報道
【ロンドン時事】日本、英国、イタリアによる次期戦闘機の共同開発を巡り、英メディアは19日、スターマー新政権による包括的な国防政策見直しの一環で、開発計画が打ち切られる可能性があると報じた。多額の開発費が見込まれる上、ウクライナ戦争などの差し迫った脅威に国防予算を振り向けるべきだとの声が政権内で浮上しているという。
スカイニューズによると、ポラード国防担当閣外相は18日、ロンドンで開かれた軍事関連イベントで、次期戦闘機の開発計画を「非常に重要なプログラム」としつつ、「国防政策見直しで何が起こるか予断を持つべきではない」と語った。
タイムズ紙は、国防省が最終的な開発費を明示できないため、財務省が計画に懸念を示しているなどと報道。一方で「計画を打ち切れば、日本との関係を50~100年にわたり破壊することになる」とする防衛アナリストのコメントも伝えた。
[時事通信社]
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