3中総会、経済でも統制強化鮮明に=興梠一郎・神田外語大学教授
興梠一郎・神田外語大学教授(現代中国論)の話 中国経済の発展の原動力だった改革・開放が後退し、経済政策でも共産党による統制強化が改めて全面に打ち出された。今回の会議は「改革の全面的な深化」と「中国式現代化」がキーワードだった。中国式現代化とは、西側とは異なる共産党指導下の発展を意味する。そして、コミュニケにはそれに向けてさまざまな分野で党の指導を強化することが盛り込まれた。象徴的なのが国家安全についての記述で、中国式現代化の「基礎」とまで位置付けている。
しかし、不動産市場の低迷など現在の景気悪化は、統制強化が招いた結果だ。解決には本来、改革・開放に立ち返ることが必要だが、習近平政権は逆方向に向かっている。これでは外国からの投資も戻らず、社会や経済の活力が失われてしまうだろう。
[時事通信社]
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