同性パートナーも被扶養者=韓国最高裁が認定
【ソウル時事】韓国最高裁は18日、同性パートナーを国民健康保険の被扶養者として登録することを認める判決を下した。韓国では同性婚が認められていないが、同性カップルに社会保障制度が適用されると一部ながらも認定した形だ。
原告の男性は2020年、パートナー男性の健康保険の被扶養者として登録された。しかし、国民健康保険公団は「被扶養者の認定条件に合わない」との理由で登録を取り消し、保険料を請求。男性は不服として、公団を相手取り提訴した。
最高裁は判決で、事実婚では配偶者に被扶養者資格を認めながらも、同性カップルに認めないことは「性的指向を理由とした差別」に当たると判断。同性カップルは夫婦関係に準ずる「経済的生活共同体」を形成しており、事実婚関係と差異がないと指摘した。
二審のソウル高裁は23年2月、原告勝訴の判決を下した。最高裁は公団側の上告を棄却し、二審判決が確定した。
[時事通信社]
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