元学童保育園長を書類送検=プールで小1死亡―滋賀県警
学童保育でプールを利用していた小学1年の男児=当時(6)=の監視を怠り、男児を死亡させたとして、滋賀県警は18日、業務上過失致死容疑で、当時学童保育所の園長だった男(50)を書類送検した。
県警は、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。調べに対し、男は「児童の命を守るための対策を一切していなかった」と容疑を認めたという。
事故は昨年7月26日午後、同県長浜市内のプールで発生。学童保育に通っていた児童45人がプールに入った約10分後、うつぶせの状態で浮いている男児を他の児童が発見した。男児は搬送先の病院で死亡が確認され、死因は溺死だった。
送検容疑は、男児が溺れる危険性があると予見できたのに、常に監視するなどの注意義務を怠り、男児を死亡させた疑い。
県警によると、事故当時、元園長の男を含む4人が児童を監視。プールは水深が浅いエリアと深いエリアに分かれていたが、死亡した男児は泳げないのに、深いエリアに入っていたという。
[時事通信社]
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