熱戦はサッカースタジアムで=バスケ、ハンド―パリ五輪
パリ五輪で、バスケットボールの1次リーグとハンドボールの準々決勝以降の試合は、パリから北へ約200キロ離れたリールで開催される。会場のピエール・モーロワ競技場はサッカーのフランス1部リーグ、リールの本拠地だ。
2012年に完成した収容人数約5万人の大規模スタジアム。17年11月には、サッカー日本代表がブラジル代表と対戦し、完敗した会場として知られる。昨年のラグビーワールドカップ(W杯)でも使用されるなど、多くの競技で国際試合が行われてきた。
最大の特徴は、アリーナ仕様に変形できること。ピッチの半分がせり上がって移動し、その半面にコートと客席をつくる。開閉式の屋根も備わっており、約30分で開け閉め可能だ。アリーナとしては15年にバスケットボールの欧州選手権、17年にハンドボール男子の世界選手権を開催した実績がある。
日本勢で最初に登場するのはバスケットボール男子代表。7月27日に23年W杯王者のドイツと対戦する。2日後の29日には、東京五輪銀メダルの女子が初戦を迎え、五輪8連覇を狙う米国と前回大会決勝以来の再戦となる大一番に挑む。
ハンドボールは男子がパリでの1次リーグを勝ち抜き、同会場での決勝トーナメント進出を目指す。 (パリ時事)
[時事通信社]
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