女川2号機再稼働、11月に延期=訓練準備に遅れ―東北電
東北電力は18日、女川原発2号機(宮城県)の再稼働時期を9月ごろから11月ごろに延期すると発表した。原子炉への核燃料装荷前に実施する訓練の準備に、遅れが生じたため。燃料装荷は9月ごろを目指す。
同社によると、再稼働の前提となる安全対策工事が5月に完了。自然災害などを想定した訓練を行い、今月中にも燃料装荷する予定だった。しかし、原子力規制庁による現場確認を受けて訓練に影響を与える可能性がある仮設倉庫の解体が決まったものの、撤去作業に時間がかかっているという。
延期により火力発電の燃料費削減効果がなくなるなどとして、今期の経常利益は80億円程度減少する見込み。連結業績への影響は軽微だとしている。
[時事通信社]
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