賞金高騰に警鐘=「持続可能性を懸念」―R&A最高責任者
【トルーン(英国)時事】ゴルフの規則を定める役割を担い、全英オープン選手権を主催するロイヤル・アンド・エンシェント・クラブ(R&A)のマーティン・スランバーズ最高責任者は17日、今年の同選手権が行われる英北部のロイヤルトルーンGCで記者会見し、男子プロゴルフの賞金額高騰に警鐘を鳴らした。「常に財政的な持続可能性を懸念してきた。賞金増額だけでなく、ゴルフ繁栄のための投資が重要だ」と述べた。
今年の全英オープンの賞金総額は1700万ドル(約26億8000万円)。サウジアラビアの政府系ファンドが支援する超高額賞金ツアーの「LIVゴルフ」が2022年に始まり、米国のPGAツアーの賞金も高騰。メジャー大会でも年々増額され、今季は最も高い全米オープンの賞金総額は2150万ドルだった。
[時事通信社]
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