ビザ日本法人に立ち入り=クレカ決済で自社サービス強制か―公取委
クレジットカード決済を巡り、自社が提供するサービスの利用を強制した疑いがあるとして、公正取引委員会は17日、独禁法違反(拘束条件付き取引など)容疑で、カードの国際ブランドである米ビザ日本法人の「ビザ・ワールドワイド・ジャパン」(東京都千代田区)を立ち入り検査した。関係者への取材で分かった。
関係者によると、公取委が問題視したのは、カード利用者の与信情報をカードを取り扱う会社間で照会する決済ネットワークサービス。
カード決済では、利用者にカードを発行する会社と、飲食店など加盟店を管理する会社が異なる場合、取引手数料が発生する。
ビザ側は加盟店を管理する会社側に対し、自社が提供する決済サービスを利用するよう要請。従わない場合には手数料を引き上げるなどと伝えていたという。決済サービスにはビザ以外もあり、ビザの対応は他社との競争を阻害した疑いが持たれている。
カード決済に伴う手数料を巡っては、公取委と経済産業省が2022年11月、ビザなど国際ブランドが要請に応じ、手数料の標準料率を公開したと発表。関係者によると、欧州連合(EU)では標準料率の上限を設けているという。
[時事通信社]
最新ニュース
-
ヒズボラ関連の金融機関にも攻撃=レバノンで24カ所に避難勧告―イスラエル軍
-
ブラジル大統領、訪ロ中止=BRICSはオンライン参加
-
河村、新たな扉開くか=Bリーグから初へ前進―NBA
-
新政権、閣僚大幅増=事実上野党不在―インドネシア
-
被災地、仮設用地なく=なお400人超避難―能登大雨1カ月
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕