2024-07-13 22:37スポーツ

退場者出して崩れる=日本、接点で反則重ね―ラグビー

ジョージアに敗れた日本=13日、ユアテックスタジアム仙台

 コンタクトプレーの強いジョージアに押され、日本は接点で手痛い反則を繰り返した。退場者を出しながらも接戦に持ち込んだが、ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「まだまだ実力が足りない」と認めるしかなかった。
 序盤から新HCが掲げる「超速ラグビー」を体現するような素早いボール回しを見せ、前半3分にナイカブラが幸先良く先制トライを奪った。ところが前半20分、下川が密集から相手選手を引きはがそうとした動きが投げを打つような形となり、危険なプレーと判定されて退場に。ここから試合の流れが変わった。
 直後にゴール前のラインアウトからモールで押し込まれてトライを許すなど、失点を重ねた。ジョーンズHCは「レッドカードで1人選手がいなくなったことで、落ち着きを失って守備が崩れたことが敗因」と指摘した。
 後半は長田のトライなどで一時逆転。試合の大半を14人で戦うことを強いられても、ある程度の抵抗は見せた。主将のリーチは「イングランドに続き、ジョージアもフィジカルの(強い)部分は似ていた。この2試合は若い日本代表にとって財産になる」。次戦の相手はジョージアより格上のイタリア。真価が問われる一戦になる。
[時事通信社]

ジョージア戦の前半、トライを決めるナイカブラ(左端)=13日、ユアテックスタジアム仙台
ジョージア戦の後半、トライを決める長田=13日、ユアテックスタジアム仙台

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