レブロン、愛息と同僚に=ブロニー入団、父子が共演へ―NBAレーカーズ
【ニューヨーク時事】米プロバスケットボール協会(NBA)でこのオフの大きな話題の一つになっているのが、レーカーズのジェームズ親子だ。通算得点歴代1位のレブロン・ジェームズ(39)を父に持つブロニー(19)がドラフト2巡目で指名されレーカーズ入りすると、レブロンはチームと再契約。NBAで初めて父子が現役でチームメートとなった。
レブロンは2003年、18歳でドラフト全体1位指名を受けキャバリアーズに入団。レギュラーシーズンとファイナルの最優秀選手(MVP)に過去4度ずつ選出され、23~24年シーズンも八村塁がいるレーカーズを引っ張った。パリ五輪では米国代表の大黒柱として期待される。
父の輝かしい経歴からすると、ブロニーのプロ入りまでの評価はそこまで高くない。運動能力には定評があるが、身長188センチはNBAでは小柄な部類で、大学での経験不足を指摘する声も。昨年には練習中に心停止で倒れたこともあった。
ブロニーは自身への懐疑的な見方があるのを踏まえ「これまでもこういうことに対応してきた。重圧は増したが、乗り越えられる」と強調する。レブロンはスポーツ専門局ESPNの取材に「立場が逆なら、私にそれができたかどうか分からない」。偉大な選手を父に持つ身でありながら、同じ舞台に挑む愛息の覚悟をたたえる。
大リーグではケン・グリフィー親子が1990~91年にマリナーズで共にプレーし、父と子の2者連続本塁打の離れ業を演じたことがある。来季のNBAでは、ジェームズ親子のコートでの共演が注目を集めそうだ。
[時事通信社]
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