初日からみっちり＝なでしこ、連戦見据え―サッカー女子・パリ五輪
明るく和やかな雰囲気で合宿が始まることが多いなでしこジャパンが、ぴりっとした空気の中でパリ五輪に向けて始動した。練習前、日本協会の宮本会長から「覚悟を持って」などと激励を受けた。ＧＫ山下は「みんな刺激されたのかな」とうなずいた。
夏のフランスで中２日の連戦を１８人で戦うことを念頭に、初日から体を追い込んだ。暑さと日差しの強さが残る午後４時すぎから、みっちり約１時間半の練習。きつそうな表情を見せながらも、シーズン後のオフを挟んでそれぞれ自主トレを積んできたことがうかがえた。長野は「この暑さに慣れて、パリまでにはいいコンディションでいけるように頑張りたい」と見据えた。
昨年のワールドカップを制したスペインとの１次リーグ初戦は２５日。練習試合やガーナ戦、渡仏後に非公開で行うコロンビア戦を経てそこに向かっていく。主将に任命された熊谷は「結果を含めて最高の大会にしたい。いいチームができる流れをキャプテンとしてつくっていきたい」と決意を述べた。
［時事通信社］
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