気温40度「肌が痛い」=日傘差し、球児に声援―静岡
静岡市で最高気温40.0度を観測した7日、市内の野球場では全国高校野球選手権静岡大会の1回戦が行われていた。うだるような暑さの中、観客たちは日傘を差すなどそれぞれ熱中症対策を取りながら球児たちに声援を送った。
母校の応援のため浜松市から駆け付けた専門学校生の斎藤豪至さん(18)は「暑すぎる。早く着替えたい」と話し、タオルで流れる汗を拭った。昼すぎから観戦しているという女性(55)も「暑くて肌が痛い」とうんざりした表情。冷却スプレーを使ったり、塩分補給のアメをなめたりしながら観戦を続けていた。静岡市の男性(59)は気温が40度と聞いても「最近は暑いから予想通り」と驚いた様子はなかった。
静岡県高校野球連盟の松浦弘季理事長によると、熱中症対策として今年から全球場のベンチ内に冷風機を設置し、試合の開始時間も早めた。試合が長くなった場合は途中でも水分補給のため中断するよう周知しているという。この日に同球場で熱中症を訴えたのは10人で、普段と比べて多くはなかった。
[時事通信社]
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