2024-07-07 15:10

大谷、200号に王手=立ち直り全打席出塁―米大リーグ

 ドジャースの大谷が八回、豪快な一発を放った。2球目を右中間スタンドへ。マウンド上で両手を膝に当て、うなだれる左腕ハドソンを横目に、ダイヤモンドを一周した。4試合ぶりに出た今季28号。日本選手初の大リーグ通算200号まであと1本に迫った。
 4日のダイヤモンドバックス戦、30歳の誕生日だった前日5日の2試合にまたがって、日米通じて自己ワーストの6打席連続三振を喫していた。だが、この日は立ち直った。3打席目まで2四球と1死球で出塁。六回には右中間への三塁打で3試合ぶりの安打をマーク。締めくくりが30歳初アーチだった。
 ロバーツ監督は「彼はリセットできると感じていた。四球を2度選び、ボールを見極めていた。打撃は難しいものだ。しかも彼の時には相手投手はベストを尽くして挑んでくるのだが、普段の翔平が戻って来た」と喜んだ。
 「長いシーズンなので打てない日もある。ここが良かったのか、あれが悪かったのかと、繰り返し1シーズンやる感じ」と心構えを口にしていた大谷。その通り、日々の努力を重ねて調子を取り戻した。(ロサンゼルス時事)
[時事通信社]

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