2024-07-06 19:14

楽天が意義ある連勝=若手躍動、左腕先発の効果―プロ野球

 上位をうかがう楽天にとっては意義深い白星だろう。投手陣は零封、打線は先制、中押しと効果的に得点を加え、首位を独走するソフトバンクに連勝を収めた。
 この日は若手の活躍が際立った。1―0の五回に新人の中島が二塁打、続く23歳の黒川が今季1号の2ラン。プロ5年目のホープは六回にも適時打を放ち、「使ってくれている今江監督に、いいアピールができるようにと思っていた」と喜んだ。
 黒川、中島と同じ2001年生まれのドラフト1位ルーキー古謝も、味方打線に呼応するように6回2安打無失点の力投。「後ろを同級生が守ってくれて、頼もしかった」と言って汗を拭った。
 敵地でのソフトバンク戦。今江監督の頭には、5月に2試合で計33失点して惨敗した記憶があった。「右(投手)でいってやられている。こっちが何か仕掛けていかないと」。この3連戦は雪辱を期して早川、古謝、藤井の先発左腕3人を用意し、2試合を終えて計1失点と効果てきめん。「きのうの早川が抑えてくれて、いい方向にいった」と指揮官。もくろみ通りのソフトバンク攻略は、この先の浮上のヒントになりそうだ。
[時事通信社]

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