A・マリー、涙のセレモニー=最後の聖地、パリで引退へ―ウィンブルドンテニス
【ウィンブルドン(英国)時事】テニスのウィンブルドン選手権で4日、男子シングルスを過去2度制した元世界ランキング1位のアンディ・マリーが、兄ジェーミー(ともに英国)と組んで男子ダブルス1回戦に出場して敗れた。パリ五輪を最後に現役を退く意向で、「聖地」でのプレーは今大会限り。試合後に功績をたたえるセレモニーが行われ、涙を流した。
数々の輝きを放った思い出のセンターコート。キャリアのハイライト映像、自身と共に「ビッグ4」と称されたロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のビデオメッセージが流され、涙がこみ上げた。「体はもう厳しい。いつまでもプレーしたい。やめたくないから、つらい」と心境を明かした。
2013年に地元英国勢として77年ぶりに優勝し、16年も制覇。12年は決勝でフェデラーに敗れたが、同じセンターコートで行われたロンドン五輪で雪辱し、金メダルに輝いた。「間違いなく人生で最大の週だった」と37歳。四大大会通算3勝、16年リオデジャネイロ五輪で2連覇を遂げた。
19年に股関節の手術を受け、不屈の精神でけがと闘ってきた。今大会も背中の手術を受けた直後。「浮き沈みにかかわらず、常に意欲と情熱を持ってベストを尽くした。それが一番の誇り」。エマ・ラドゥカヌ(英国)とのペアで混合ダブルスに出場し、聖地に別れを告げる。
[時事通信社]
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