2024-07-05 08:07スポーツ

強力サーブに屈す=西岡、初の3回戦ならず―ウィンブルドンテニス

 西岡は相手の強力なサーブに圧倒され、なすすべがなかった。最後もエースをたたき込まれ、お手上げの様子で足早にコートを後にした。「あれ(サーブ)は返らない。彼の出来がすごく良かった」と完敗を認めた。
 相手は203センチの長身を誇る進境著しい20歳。第2サーブも強気に打ち込まれ、許したエースは計27本に上った。ラリー戦では強風の影響でコースが甘くなり、強打を次々に決められた。ブレークを一度も奪えず、約1時間10分でストレート負け。「別に悔しいとかも特にない」と脱帽するしかなかった。
 初の3回戦進出はならなかったが、芝コートでの収穫は多い。前回覇者アルカラスを参考にラケットの握り方を浅くし、低い弾道の返球を身に付けて攻撃の幅が広がった。前哨戦のロスシー国際では8強入り。「過去の中で一番良い出来だった。すごくプラスに捉えられる」。前向きな言葉を並べ、先を見据えた。(ウィンブルドン時事)
[時事通信社]

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