2024-07-04 20:15スポーツ

闘志燃やす蝉川＝試合運びは慎重に―日本プロゴルフ

　昨年の大会は２位。「勝ちたい気持ちがすごく大きい」と意気込む大舞台で、蝉川が上々のスタートを切った。「久々にノーボギーで回れたのでうれしい」。表情に充実感がにじんだ。
　インから出て前半に４バーディー。唯一のピンチとなった５番は５メートルのパットを沈めてパーをセーブした。「強気で打ったのが入ってくれたのでよかった」。勢いは失わず、直後の６番でバーディーを奪った。
　「ゾーンに入れそうな雰囲気はあったが、踏ん張りどころが多かった」。コース上の大きな池やグリーン周りの深いラフを警戒し、「（ショットを）外した時のデメリットが大きいので、外さないことが作戦」。慎重な試合運びが好スコアにつながった。
　東北福祉大時代の２０２２年にアマチュアで日本オープンを制し、昨季は日本シリーズＪＴ杯で勝利。今季はなかなか優勝争いに絡めていないが、メジャー第１戦の日本ツアー選手権では１０位に入った。ここぞで強さを見せる２３歳。「今回はすごく気合が入っている」。優勝への思いは人一倍強い。
［時事通信社］

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