井岡、接近戦での勝負も=7日に2団体統一戦―ボクシング
プロボクシングの世界スーパーフライ級2団体王座統一戦は7日、東京・両国国技館で行われ、世界ボクシング協会(WBA)チャンピオンの井岡一翔(志成)が、国際ボクシング連盟(IBF)王者のフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)と対戦する。
井岡は2012年のミニマム級に続く2階級目の2団体統一が懸かる。ここまで4階級を制した中でIBF王座には就いたことがなく、「4団体全てのベルトをそろえる意味でも、取りたい気持ちは強い」。勝てば井上尚弥(大橋)を上回り、日本選手単独トップの世界戦通算23勝目となる。
距離感が試合を左右しそうだ。マルティネスは接近戦を好む。攻撃と防御のバランスが良い井岡は距離を取るのが定石だが、「彼の距離で打ち勝たないと止めることはできない」と話し、あえて近い距離で勝負する考えもある。序盤にダメージを与えて優位に立ちたいところだ。
戦績は井岡が31勝(16KO)2敗1分けで、マルティネスは16戦全勝(9KO)。井岡は「激しい試合になると思うが、気持ちも体もつくれている。明確に勝ちたい」とKO勝ちを予告。その後に3団体王座統一戦を見据える。
[時事通信社]
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