オランダ、巧みなパスワーク=ファンダイク「誇りに思う」―サッカー欧州選手権
オランダが華麗な攻撃的スタイルを取り戻し、16年ぶりの8強入りを決めた。立ち上がりこそルーマニアの厳しいプレスに手を焼いたが、すぐに主導権を握った。前半20分にはガクポが鋭い切り返しから先制ゴール。その後は終盤まで追加点を決め切れなかったが、巧みなパスワークで相手を翻弄(ほんろう)し、何度もチャンスをつくった。
1次リーグは大苦戦の末にD組を3位で通過。とりわけ最終戦でオーストリアに敗れた後は厳しい批判を浴びた。「騒音にさらされた後で、自分たちの実力を示す必要があった」とは主将のファンダイク。失敗が許されなかった一戦を会心の内容で制し、「良いリアクションができたことを誇りに思う」と胸を張った。
3位通過にもかかわらず、オランダは準決勝まで優勝候補と当たらないくじ運に恵まれた。準々決勝の相手は伏兵トルコ。ルーマニア戦に続いて本命視される立場となるが、ファンダイクは「地に足を着ける必要がある。一歩前進できたが、困難な準々決勝に向けて新たに集中しなければ」と気を引き締めた。(ミュンヘン時事)
[時事通信社]
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