東京株、4万円台回復=金融株主導、3カ月ぶり
2日の東京株式市場で、日経平均株価は4万円の大台を回復した。終値は前日比443円63銭高の4万0074円69銭。終値での4万円台は3月29日以来約3カ月ぶりとなった。日米の金利上昇を背景に、利ざや改善に伴う収益向上への期待から銀行などの金融株が買われ、日経平均を押し上げた。東証株価指数(TOPIX)は32.34ポイント高の2856.62と年初来高値を更新した。
米大統領選でトランプ前大統領が優勢との見方が広がっており、財政赤字やインフレへの懸念から米国市場で1日、長期金利が上昇。日本でも同様の動きが強まり、金融株に買いが集まった。後場に入ると、日経平均に影響の大きいファーストリテイリング株など、他の主力株にも買いが広がった。1ドル=161円70銭台まで円安が進んだことを受けた自動車関連株や、ハイテク株などの上昇も相場を支えた。
6月後半以降、日経平均は上昇基調を鮮明にしてきた。市場では海外投資家が日本株買いに動きだしたとの見方もある。ただ、2日の東証プライム市場で上昇した銘柄の割合は53%にとどまり、勢いを欠いた。市場参加者は「特段の材料はなく、投機的な動きがあったのではないか」(大手証券)と指摘。その上で、日経平均の水準が4万円台に切り上がったとみるのは時期尚早との見方を示した。
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