金塊狙い、強盗致傷容疑=指示役と情報屋逮捕―警視庁
金取引のため東京・上野を訪れた男性に暴行を加えたなどとして、警視庁捜査1課は2日までに、強盗致傷容疑で、指示役の建設会社役員山田文彦(59)=札幌市中央区南四条西、情報提供役の自称古物商高良精吾(55)=東京都港区芝浦=両容疑者を逮捕した。山田容疑者は「黙秘します」、高良容疑者は「関与していません」と話している。
事件を巡っては実行役の20代の男2人が強盗致傷罪で起訴されている。同課は金取引を仲介していた高良容疑者が、数十年来の知人の山田容疑者に情報を流し、同容疑者が実行役に強奪を指示したとみている。
逮捕容疑は3月29日昼、台東区上野の路上で、30代の中国人男性を殴ったり蹴ったりして肋骨(ろっこつ)を折るなど2週間のけがをさせた上、現金約190万円が入ったブランドバッグ(計約240万円相当)を奪った疑い。
同課によると、男性と一緒にいた50代の日本人男性も催涙スプレーをかけられるなどしてけがをした。金塊を所持していた別の中国人男性は逃げたため無事だった。
[時事通信社]
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