軍政が邦人拘束=イオン関係者、コメ販売巡り―ミャンマー
【バンコク時事】ミャンマー軍事政権は6月30日、コメの販売価格を巡る違反があったとして、日本人を含む複数人を拘束したと発表した。日本の流通大手イオンによると、現地の合弁企業幹部の笠松洋さん(53)が警察に拘束された。
笠松さんや地元のスーパーマーケット業者らは、当局の設定を上回る価格でコメを販売したとされる。ミャンマーでは2021年のクーデター以降、国軍と抵抗勢力の戦闘が続き、経済が混乱。主食であるコメの価格が高騰しており、国軍は業者を摘発して統制を強化している。
イオンは7月1日、「在ミャンマー日本大使館を通じて情報収集をしている。早期解決を目指して、当局の捜査に協力する」とコメントした。
同社は16年にミャンマー企業との合弁会社「イオンオレンジ」を設立し、スーパーマーケット事業を展開。笠松さんは商品本部長を務めている。
[時事通信社]
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