イラン大統領選、改革派に勢い=7月の決選投票入り濃厚
【テヘラン時事】イランで28日、大統領選が行われた。中ロに接近して欧米と対立する保守強硬派に、西側諸国との融和を掲げる改革派が挑む構図とされてきたが、最新の情勢調査では改革派が勢いを増している。選挙結果はイランの外交に影響を及ぼし、中東情勢や国際社会との関係も左右しそうだ。
選挙は、保守強硬派のライシ大統領が5月にヘリコプター墜落で死亡したことを受けて実施。大勢判明まで数日かかる見通しで、いずれの候補も過半数を得られず、7月5日に上位2候補による決選投票が行われる公算が大きい。
最新の調査結果によると、改革派から唯一立候補を認められたペゼシュキアン元保健相(69)が支持率3割超で首位。強硬派のジャリリ元最高安全保障委員会事務局長(58)とガリバフ国会議長(62)が続く。出馬した6人のうち強硬派2人が撤退。支持分散を防ぎ、改革派の躍進を阻むことを狙ったとみられる。
ペゼシュキアン氏は「国内で分断をあおり、外交で緊張を招く道」と「国内で結束し、外国との緊張緩和を模索する道」の争いだと主張。「勝利まであと一歩だ」と、決選投票進出に手応えを示している。
今回の選挙では投票率も注目点だ。ライシ師の圧勝が事前に予想された前回大統領選は48.8%にとどまり、1979年のイスラム革命以降で最低を記録。投票率が低ければ、岩盤支持層を持つ強硬派が優位とされる。逆に、最近の選挙をボイコットしてきた保守穏健・改革派の支持者が棄権せず投票率が上昇すれば、ペゼシュキアン氏への追い風になるとの見方もある。
[時事通信社]
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