オーストリア、攻め勝つ=オランダ撃破し「死の組」制す―サッカー欧州選手権
伏兵オーストリアが強豪オランダを撃破し、「死の組」と呼ばれたD組で首位突破を果たした。
計5ゴールが飛び交った乱戦で、常に先手を取った。前半6分に相手オウンゴールで先制。その後も守りに入らず、前へ突き進むサッカーを貫いた。1―1の後半14分には、左からのクロスをシュミットがダイビングヘッドでゴール。2―2に追い付かれてすぐの同35分には、ザビッツァーが豪快に決勝点を挙げた。
激しくプレスをかけ続けるサッカーで注目を集め、ダークホースとして迎えた今大会。初戦でフランスに惜敗したが、ポーランドとの第2戦を3―1で制し、オランダ相手にも一歩も引かずに攻め勝った。
チームに現在のスタイルを植え付けたラングニック監督は、昨夏に母国ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンのオファーを断り続投を決断。脇目も振らず、唯一の目標としてきた今大会で快挙を成し遂げ、「ふさわしい勝利だ。われわれは勝利への強い意志と最大限のエネルギーをあらゆる局面で発揮した」と胸を張った。(時事)
[時事通信社]
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