小祝、勝負どころで真価発揮=集中切らさず、突き放す―モンダミン杯女子ゴルフ
優勝決定のラウンドが異例の月曜日となり、さすがにギャラリーはまばら。小祝は「不思議な感じ」と言いつつ、チャンスでもピンチでも淡々とプレーした。18番でバーディー締めとなる2メートルのウイニングパットを決めると、笑顔がはじけた。
2位に6打差をつけてスタートしたが、楽勝ムードではなかった。3番でボギーが先行。4番(パー3)も第1打を左に曲げて「まずいな。集中しないと」。気を引き締めてパーをセーブした。ティーショットが不安定でラフに行きがち。我慢のゴルフが後半まで続き、13番終了の時点で2位に2打差まで迫られた。
それでも、勝負どころで真価を発揮できるのが小祝の強み。14番で4メートルを沈め、15番では15メートルをねじ込んで連続バーディーを奪い、後続を突き放した。17番は池がある右方向に大きくそれたが、土手と土手の間にある平らなラフでボールが止まり、そこから巧みに乗せてボギーにとどめた。
今大会は優勝賞金が高額(5400万円)のため、今季の獲得賞金が1億円を突破。生涯獲得額も7億円を超えた。今夏はAIG全英女子オープンに出場予定で、「英国は初めてなので楽しみ」。ただし、海外メジャーへのスポット参戦はあっても「急に心変わりしない限りは日本でやります」。強い小祝を、国内のファンに見せ続ける。
[時事通信社]
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