2024-06-18 18:27World eye

仏代表デュポン ラグビー界の同性愛嫌悪根絶訴える

【パリAFP=時事】ラグビーフランス代表主将のアントワーヌ・デュポンは、ラグビー界での「同性愛嫌悪をやめよう」と呼び掛けた。≪写真は、7人制ラグビーの試合に出場するラグビーフランス代表のアントワーヌ・デュポン≫
 2021年にワールドラグビーの男子15人制年間最優秀選手に選出されたデュポンは、19日に発行される仏LGBT雑誌「Tetu」のインタビュー内でこう発言した。
 同国内で同性愛を公言しているプロラグビー選手は、当時2部リーグのルーアン・ノルマンディー・ラグビーに所属していたジェレミー・クラミーエドルーのみとなっているが、デュポンは他にも間違いなくいると述べた。
 デュポンは「ピッチ上にゲイが一人だけなんて、とても信じられない」と述べ、「目標はすべての選手が自分の性的指向に満足し、他人に受け入れられることだ」と続けた。
 「ラグビー界はマッチョ文化とみられるかもしれないが、僕らはオープンマインドで、現在ではお互いの性的指向を受け入れることができると思う。コミュニケーションを取り、全員が確実に安心できるようにする必要がある」
 「もしチームの中にゲイがいて、軽いジョークだとしてもそれを彼らが聞いたとすれば、カミングアウトしたり話をしたりする手助けにはならないだろう」
 昨年のW杯フランス大会で代表キャプテンを務めたデュポンは、今夏のパリ五輪では7人制仏代表の一員としての出場が見込まれている。【翻訳編集AFPBBNews】

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