デシャンボー、粘り強く4年ぶりV=ファン沸かせた「科学者」―全米オープンゴルフ
【パインハースト(米ノースカロライナ州)時事】16日まで行われた男子ゴルフの今季メジャー第3戦、全米オープン選手権で、ブライソン・デシャンボー(米国)が4年ぶりの優勝を遂げた。単独首位から出た最終ラウンド。粘り強いプレーが2度目の栄冠を手繰り寄せた。
ティーショットが大きく右にそれた8番。木々が視界を遮る状況からのショットでグリーン近くに持ち込み、パーセーブにつなげた。最終18番もティーショットが荒れ、第2打は砂地からの窮屈なショット。それでも次のバンカーショットがピンそば1メートル余りにぴたり。ナイスパーで締め、1打差でロリー・マキロイ(英国)を振り切った。
185センチ、107キロの屈強な体から放つ飛距離が魅力である一方、アイアンのシャフトを同じ長さにそろえるこだわりを持ち、「ゴルフの科学者」とも呼ばれる30歳。子どもの頃、わざと打ちにくい場所に球を投げ「最悪の状況から打つことを学んだ」。そんな経験の積み重ねが、大一番で生きた。
今は超高額賞金ツアー「LIVゴルフ」でプレーしながら動画を発信。ゴルフを広めることを使命と感じており、「ユーチューブのおかげでその一部を達成できている」と言う。
ファンを大切にする意識が強く、ラウンド中もギャラリーのタッチの求めに応じる場面が。派手なアクションで見る者を沸かせた。「科学者」はゴルフ界きってのエンターテイナーでもある。
[時事通信社]
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