タイの石井監督、30年へ意欲=26年逃すも「W杯目指す」―サッカー
【バンコク時事】サッカーのタイ代表を率いる石井正忠監督(57)が時事通信社のインタビューに応じ、「2030年ワールドカップ(W杯)出場を目指したい」と今後への意欲を語った。
26年W杯アジア2次予選では11日の最終戦まで中国とC組2位を争った。しかし、勝ち点、得失点差、総得点で並びながら、直接対決が1分け1敗で、惜しくも最終予選に進めなかった。2次予選途中の昨年11月からチームを率い、国際試合では「私の判断ミス」と悔やまれる場面もあったと振り返る。
現役時代は鹿島などでプレー。鹿島の指揮官として16年にJ1制覇を遂げ、翌年元日に天皇杯全日本選手権の決勝を制して2冠に導いた。19年に監督業から離れ、茨城県鹿嶋市の学校給食センターに勤務したこともあったが、同年12月にタイ1部リーグ(当時)のサムットプラカン・シティーからオファーを受けて海外へ。強豪のブリラムに移ると、2季連続の国内3冠を成し遂げた。
代表監督就任は実績が評価されたからこそ。日本代表の森保一監督やU23(23歳以下)日本代表の大岩剛監督から助言も受けた。
タイ国内では、試合前の国歌斉唱でメモを見ながら歌う姿が好意的に受け止められている。今後は「攻守でアグレッシブな選手が多いが、組織的な守備はまだ弱い。指導者の養成も必要」と同国サッカー界の課題に向き合う。「短期間で成長した日本サッカーから学んだことを、タイに伝えることも期待されていると思う」。大きな目標に向かい、さらにチームを成長させていく。
[時事通信社]
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