哨戒ヘリ墜落、無人機で捜索へ=海洋機構に協力要請―海自
東京・伊豆諸島の鳥島沖合で4月、海上自衛隊の哨戒ヘリコプター2機が訓練中に衝突、墜落した事故で、海自が水深約5500メートルの海底に沈んだとみられる機体の捜索に、海洋研究開発機構の無人探査機を投入する方針であることが13日、関係者への取材で分かった。
海自の協力要請を受けた海洋機構が準備を進めており、来月上旬にも現場に到着して捜索を始める見通し。機体主要部や搭乗隊員のうち7人が未発見で、海自は深海を調べる能力を持つ探査機に期待を寄せている。
関係者によると、捜索に用いるのは深海調査用探査機「ディープ・トウ」。船からつり下げて運用し、水深6000メートルまで活動できる。高性能のカメラやソナーを搭載し、広範囲で海底の様子を確認することが可能。過去には海自のイージス艦と漁船の衝突事故や、H2ロケットの打ち上げ失敗の際にも海底捜索に使われ、部品を発見するなどした。
[時事通信社]
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