小惑星の砂、分析設備公開=米国版はやぶさが採取―JAXA
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日、米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「オシリス・レックス」が小惑星「ベンヌ」から持ち帰った砂などの試料を分析する設備を、宇宙科学研究所(相模原市中央区)で公開した。
オシリス・レックスは2016年、「米国版はやぶさ」計画として打ち上げられ、20年にベンヌから砂を採取。昨年9月に試料を納めたカプセルを地球に投下した。
JAXAはNASAとの間に、探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星「りゅうぐう」の砂とベンヌの砂を交換する協定を締結。りゅうぐうの砂約0.5グラムは既に提供済みで、ベンヌの砂のうち、約0.6グラムが夏までに引き渡される。JAXAで分析後、今年末以降に国内外の研究機関に配分される。
[時事通信社]
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