パドレス内野手マルカーノ、野球賭博関与で永久追放
【ロサンゼルスAFP=時事】米大リーグ機構(MLB)は4日、サンディエゴ・パドレスのトゥクピタ・マルカーノ内野手に、野球賭博への関与で永久追放の処分を科したと発表した。≪写真は、米大リーグ〈MLB〉、サンディエゴ・パドレスでプレーしたトゥクピタ・マルカーノ≫
現役選手が永久追放になるのは、ニューヨーク・ジャイアンツのジミー・オコネルが追放された1924年以来となる。
現在24歳のマルカーノは、大リーグのスポーツ賭博に関する規則と方針への違反で、「永久に資格を失う」ことになった。大リーグ機構によれば、ピッツバーグ・パイレーツでプレーしていた2022年から2023年にかけて、387回の野球賭博を行い、そのうち231回は合法のスポーツ賭博を通じてMLBの試合で賭けを行っていた。「合計で15万ドル(約2330万円)以上を賭け、MLB関連のベットは8万7319ドル(約1356万円)だった」という。
また機構は、マルカーノは「自身がベットを行った試合には出場していなかった」と発表。「マルカーノが賭けていた試合の結果が何らかの形で汚され、影響を受け、操作されていたことを示唆する証拠はなく、マルカーノも否定している」と述べた。
同日には、オークランド・アスレチックスのマイケル・ケリー投手とマイナーリーグの選手3人が、野球賭博への関与で1年間の出場停止処分を受けた。
現在アスレチックスに所属する31歳のケリーは、ヒューストン・アストロズ傘下のマイナーチームでプレーしていた2021年に大リーグの試合に10回ベットし、合計99.22ドル(約1万5000円)を賭けたという。【翻訳編集AFPBBNews】
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