五輪前に決勝の経験を=日本、北九州でNL第2週―バレーボール男子
バレーボールのネーションズリーグ(NL)男子で、パリ五輪出場を決めている日本は、4日から北九州市の西日本総合展示場で行われる1次リーグ第2週に臨む。第1週で不在だった主将の石川祐希(ペルージャ)、高橋藍(サントリー)がチームに合流。主力がそろい、決勝進出へ突き進む。
イタリアでのシーズンを終えた石川と高橋藍が帰国してから間もなく行われたミーティング。52年ぶりの五輪メダルを目指すチームのNLの目標について、石川は「パリを見据えてファイナルを戦う経験が必要」と主張。日本は昨年のNLで3位に躍進したが、決勝には進めなかった。「そこに到達できれば、よりパリ五輪で勝てる確率は上がる」
日本は23日までマニラで第3週を戦い、勝ち上がると27日から決勝トーナメントが行われるポーランドへ飛ぶ。本番直前に長距離移動を挟んだ過密日程を強いられるが、「メダルを懸けた戦いを五輪前にできることはプラスでしかない」と石川。現メンバーが経験していない主要国際大会の決勝は、何物にも代え難いとの考えだ。
ブラン監督は五輪の1次リーグ組み合わせ抽選を見据え「有利な結果を望むには世界ランキング5位以内を維持する必要がある」。日本は4位(2日現在)につけ、このままなら上位にシードされるが、NLの1試合ごとにポイントが変動するため気は抜けない。
NL第1週は、五輪代表入りへ生き残りを期す各選手が持ち味をアピールして3勝1敗。チームの調子は上々だ。「NLの目標が達成できた時に、ファイナルで勝っていくイメージが持てる」と高橋藍。パリの表彰台への足掛かりを築けるか。
[時事通信社]
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