錦織、収穫あった大舞台=3年ぶりの四大大会―全仏テニス
【パリ時事】テニスの全仏オープンで30日、元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)は男子シングルス2回戦でベン・シェルトン(米国)に2セットを連取された後、右肩痛で棄権した。上位進出はならなかったが、錦織にとって3年ぶりの四大大会は実りあるものになった。
故障に悩まされた末の久々の四大大会で1回戦を突破。「1、2カ月前は自信をなくしていた。トップの選手と戦えるというのを感じ、緊張感のある中で試合もできて収穫は大きかった」と実感を込めた。
今大会への出場を決めたのは開幕3日前。2年前に股関節を手術し、昨年6月に復帰後は左膝を痛めた。今年3月にツアーに戻ったが再び故障離脱し、実戦を経ることなく全仏に臨んだ。「毎日がテストのような感じで、正直、練習でも2セットできていなかった」と明かす。
そんな中で迎えた初戦は4時間22分、フルセットを戦い抜いた。2セットを連取しながら追い付かれ、劣勢になる場面もあったが、持ち味の粘りは健在。「プレーが戻ってきたのがうれしい。ミスをする感覚もなかった」
2回戦は雨で中断、順延となり、結局は途中棄権。ただ、万全ではない状態で第15シードのシェルトンと第1セットは互角に渡り合った。「体は動いてくれなかったが、それでもここまでプレーできたのはポジティブ」と前向きに捉えた。
今後は体の状態次第だが、芝のコートでの試合にも意欲を示し、7月のウィンブルドン選手権にもエントリーしている。「自信は付いたと思うので、(右肩痛で)大きな離脱にならないのを願うのみ」と語った。
[時事通信社]
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