欧州3カ国、パレスチナを正式承認=イスラエルは反発
【パリ時事】スペイン、アイルランド、ノルウェーの欧州3カ国は28日、パレスチナを国家としてそれぞれ正式に承認した。スペインのサンチェス首相はテレビ演説で「イスラエルとパレスチナの和平促進が唯一の狙いだ」と説明したが、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスと戦闘を続けるイスラエルは反発している。
パレスチナは国連加盟193カ国のうち、140カ国余りが承認。日本や米英、ドイツ、フランスなどは未承認だ。
サンチェス氏は演説で、イスラエルは引き続き友好国だと主張。ただ、イスラエルが勝利した第3次中東戦争(1967年)前の境界に基づくパレスチナとの国境画定を支持するとも強調した。
アイルランドのマーティン外相は「パレスチナの国家承認が反イスラエル的だという非難はばかげている」と述べた。
[時事通信社]
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