中国・上海市、住宅購入条件を緩和 不動産市場てこ入れ
【上海AFP=時事】中国・上海市は27日、住宅購入の条件を緩和するなど、不動産市場のてこ入れ策を発表した。中央政府が最近、初回の購入者を対象に頭金の比率を引き下げるなど低迷する不動産・建設部門の支援策を打ち出したのを受けたもので、他の自治体にも危機回避の動きが広がっている。≪写真は資料写真≫
上海市はこれまで、5年以上の在住者に住宅購入を許可していたが、今後は必要な在住歴は3年に短縮される。また、購入に必要な頭金の比率は購入額の最低20%に引き下げられる。2人もしくは3人以上の子を持つ家庭には、2軒目の購入も認められる。
杭州市や西安市も今月に入り、初回の購入者を対象に購入条件を緩和した。
中国各都市は10年以上前、住宅価格高騰や投機を抑制するため、購入者に厳しい信用要件を課すなど各種条件を導入。しかしここにきて、不動産開発業者の債務危機や需要低迷、価格下落が響いて落ち込んでいる国内経済を支援するため、政策転換が相次いでいる。【翻訳編集AFPBBNews】
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