千鳥ケ淵で戦没者拝礼式=301柱納骨―東京
第2次大戦中に戦死し、身元が分からない戦没者を慰霊する厚生労働省主催の拝礼式が27日、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑で営まれた。新型コロナ禍を受けて昨年まで続いていた人数制限がなくなり、400人余りが出席した。
式典には、秋篠宮ご夫妻をはじめ、林芳正官房長官や武見敬三厚生労働相、遺族代表ら約450人が参列。武見厚労相は、遺骨収集の集中実施期間が2029年度まで延長されたことに触れ、「一柱でも多くの遺骨が、一日も早くふるさとに戻れるよう、全力を尽くす」と述べた。
政府が派遣した遺骨収集団が、ロシア、硫黄島(東京都小笠原村)や太平洋のマリアナ諸島などで収集した身元不明の遺骨301柱を新たに納骨した。墓苑に納められた遺骨は計37万700柱となった。
[時事通信社]
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