富士山目隠し「苦渋の選択」=町長、安全確保に理解求める―山梨・富士河口湖
「苦渋の選択だった」―。コンビニ越しに富士山を望む構図が人気だった写真スポットに黒い幕の「目隠し」を取り付けたことについて、山梨県富士河口湖町の渡辺英之町長は24日、記者会見を開き経緯を説明した。渡辺氏は「観光客の安全と近隣住民の生活を守るために必要な措置だ」と述べ、理解を求めた。
外国人観光客らによるごみのポイ捨てや危険な道路横断が頻発したことを受け、町は21日、富士山が見えなくなるよう幕を設置した。渡辺氏は「観光シーズンを控え、地元ドライバーは『いつ自分が事故の加害者になるか』とひやひやしていた」と強調。柵や花壇を置く案もあったが、安全確保の観点から最終的に幕を選んだ。
外国人観光客の増加により各地でオーバーツーリズム(観光公害)が問題となる中、「異例の対策」は話題を集め、町には反対意見などが約250件寄せられた。ただ、設置後は観光客の殺到による混乱は軽減。町は一定の効果があったとみている。渡辺氏は「全国の(対策の)一助になれば」と語った。
[時事通信社]
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